2008年11月18日

妊娠の心得

とある産婦人科医(女医)のブログより転載です。
恐らく検索すれば直ぐに見付かるでしょう。
私個人としては、
大部分は賛成です。
ただ長いので、
心して読んで下さい。

【妊娠の心得11か条】

1.セックスをしたら妊娠します。
この世に100パーセント避妊する方法は、
セックスをしない以外にありません。
(ピルですら100%ではありません。
でも、もちろん避妊することは望まぬ妊娠を大幅に減らすことが出来るので、
妊娠したくない人は必ず避妊しましょう!!)
日頃セックスをしているなら、
常に妊娠の可能性を考えましょう。
そして、子供が欲しいと思っているなら、
赤ちゃんの神経系の病気(二分脊椎など)を防ぐために葉酸のサプリメントを飲みましょう。(1日0.4mg)

2.「この男の子供を産むためなら死んでもいい!」
と思うような男の子供しか妊娠してはいけません。
妊娠出産は何が起こるかわかりません。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、
妊娠糖尿病など、妊娠にまつわる病気になるかもしれません。
また、お産も体にとっては大きな負担となります。
毎年、約60人の妊婦が出産で死亡しています。
あなたが生きて出産を終える保証はどこにもありません。
妊娠をするにはそれなりの覚悟が必要ですよ!
(妊娠はよく考えて、覚悟を持って!
というたとえであって、シングルマザーなどの選択を否定するものではありません。)

3.妊娠しただけでは喜ばない。
安易に他人に言わない。
妊娠が非常に初期に診断されるようになってから、
妊娠初期の流産が15%以上と非常に多いことが分かりました。
最低でも妊娠4ヶ月に入るまでは手放しで喜んではいけません。
職場で仕事を軽くしてもらいたいと上司にお願いするなど、
重要な時だけ人に言いましょう。
出来ることは赤ちゃんを信じてあげることだけ。
また、運悪く15%に入っても、
あなたのせいじゃありません。
不必要に自分を責めないでくださいね。

4.神様から授かったら、
それがどんな赤ちゃんでも、
あなたの赤ちゃんです。
この世に完全に正常な人間なんていません。
重いものから軽いものまでいろんな障害を持って生まれてくる赤ちゃんもたくさんいます。
妊娠中に診断できる異常はごく一部。
中には幼児になってから分かる異常もあります。
誰しも自分の赤ちゃんが正常だという保証のもと、
出産することなんて出来ません。
親になるということは、
どんな赤ちゃんが生まれても自分の子供として受け入れることです。

5.産む、産まないは自分たち夫婦で決めましょう。
とはいえ、妊娠中に赤ちゃんの異常や、
もしかしたら異常があるかもしれないというサインがあると主治医に告げられるかもしれません。
それが中期(妊娠21週まで)であれば、
望んだ妊娠であっても異常の程度によっては中絶という選択肢が出て来る場合もありますが、あくまでも夫婦二人でよく話し合って決めましょう。
価値観や考え方は人それぞれ。
大事なことは責任を持って自分たちで決めましょう。
(大事なことを責任を持って決められる大人になってから妊娠しましょう。)
また、このことについては妊娠前から二人で話し合っておくべきです。

6.かかりつけ医をもちましょう。
当然ですが、ちゃんと妊婦健診を受けましょう。
きちんと初期に超音波で予定日を決めること、
HIV、B型肝炎、血液型、梅毒などの初期検査を受けることは、
妊娠中に管理方針を決めるのに後々重要であったり、
あなたの赤ちゃんを守ったりするために必要です。
また妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の早期発見には欠かせません。
もしあなたにお金がなくても、
自治体が発行する母子手帳には最低限の妊婦健診を受けるためのチケットがついていますし、分娩費用も援助してくれる制度があります。
また、産科医不足からお産を出来る場所が限られています。
妊娠が分かったら、
病院などに早めに問い合わせてお産をする場所を確保しましょう。
里帰りしようなどと思っていても、受け入れてくれる場所がないかもしれません。

7.赤ちゃんは全ての運命をあなたに預けていることを忘れないで。
赤ちゃんは栄養や酸素など、
生きて成長するために必要なものを全てあなたに依存しています。
お母さんが煙草やお酒など赤ちゃんにとって毒となるものを摂取すると、
胎盤を通して赤ちゃんに移行します。 
体型を気にして、
妊娠中にダイエットをするなどはもってのほか。
(妊娠前に標準的な体重だった人は9〜12キロ体重を増やさなくてはいけません。)
煙草が我慢できないような人は、
お母さんになる資格はありません。
また、「出産したら遊べなくなるから」と旅行をするのもいいですが、
何かあっても後悔しない程度に。
旅先で何かあってもすぐに診てくれるところがあるかは最低確認を。
おなかの赤ちゃんのために時には自己犠牲を払うことも覚悟の上、
妊娠しましょう。

8.赤ちゃんが完全に元気であるか分かる方法はありません。
胎児心拍のモニターや超音波など、
赤ちゃんが元気であるか評価する検査はありますが、
どれも完全ではありません。
予定日を目前にお腹の中で突然死をしてしまう赤ちゃんもいます。
もし動きが少ないと思ったら病院へ。
無事に産まれるまでお母さんも赤ちゃんも安心できないのが妊娠なのです。
毎年5000人以上の赤ちゃんがお産の間際や生まれてすぐに死亡しています。
また、
脳性麻痺になる赤ちゃんがいますが、
その90%は分娩前にすでに原因があり、
分娩を機に脳性麻痺になる赤ちゃんはわずか10%であることも知っておきましょう。

9.出産は出来うる限り安全な場所でしましょう。
妊娠経過にどれだけ異常がなくとも、
出産の時に赤ちゃんやお母さんが急変することは誰にでもありえます。
専門家が考える安全な場所とは、
緊急時に、
高次の医療機関
(産科医と新生児医と麻酔医が揃っていて、
帝王切開や未熟児医療ができる体制)か、
そこへすぐ搬送できるくらいの近さの産院です。
部屋がきれいだから、ご飯がおいしいから、
好きな姿勢で産めるから、上の子を立ち会わせたいから・・
そんな理由で緊急時の安全性が劣る産院を選ぶのはおすすめしません。
もちろん、納得の上でなら構いませんけれども。
お産をなめてはいけませんよ。
(残念ながら現在産科医不足のため、
妊婦さん全員が安全性の高い病院を選ぶとパンクしてしまいます。
だから、リスクの低い妊婦さんには高次の医療機関ではなく開業の産婦人科を選んでもらわないといけない場合も多いです。
でも、最低でも産婦人科医立会いの下でお産しましょう。)

10.下から産んでも、お腹から産んでも、あなたはお母さん。
人によっては骨盤位(逆子)などの理由で,
はじめから帝王切開をしないといけない人もいます。
また、陣痛が来て頑張っても、
下から産まれなくて帝王切開をしないといけない人もいます。
どんな出産になっても、
あなたが身を削って赤ちゃんを産んだことには変わりありません。
帝王切開で産むと子供の性格が悪くなるとか、
親子の愛情が無くなるとかいう悪意に満ちた色々な妄説に惑わされないで。
あなたと赤ちゃんにとって一番安全な方法でお産をしましょう。

11.妊娠・出産は一つとして同じものはありません。
妊娠・出産を経験すると、
自分が何でも知ってる気になってしまう人がいます。
年配のご婦人で
「私のときはこうだったわよ」
のように先輩面をする人もよくいますよね・・
でも、一つとして同じ妊娠・出産はありません。
同じ人が次にまた妊娠しても、
同じようになるとは限りません。
自分の経験を別の人や別の妊娠にあてはめないようにしましょう。

2008年11月15日

ブラック

 世間は多くの業界で不景気ですが、
私たちの業界も不景気なのか、
先日こんなことがありました。

 私が施術中に、
受付で家内と誰かが暫く喋っていました。
男性らしきことは分かりましたが、
そのまま出て行ったため、
誰が来たかは分からないままでした。

 診療後ふと思い出して家内に聞くと、
業界の専門学校が入学者減で潰れそうなので、
誰か生徒を紹介してくれないかと、
施術所を廻っているようです。

 普通に考えれば、
この狭い業界でそんなことをすれば、
逆に悪い評判が広がってしまい、
入学者は激減するでしょうに....。

 その発想自体がそもそも間違いで、
古き悪しき時代の名残を残しています。
一昔前は、
紹介者のみが入学を許され、
本当に優秀な生徒より、
2代目3代目が殆どだったこの業界も、
最近は学校が増えたこともあり、
誰でも入学出来るようになりました。

 そんな中で、
紹介者に頼ろうという学校の方針自体もおかしいし、
今回のように紹介者に10万円の商品券を渡そうなど、
正気の沙汰ではありません。
それこそ私の学校は怪しいですよと言わんばかりです。

 しかもこの学校の前身は、
保険給付金詐欺のようなことをしたまま逃げた、
とある人間が作った学校です。
今まで表沙汰にならなかっただけでも不思議で、
今話題の小室など可愛いものです。

 まぁ学校が潰れれば表に出るかもしれませんが、
その時には結構なニュースになるはずです。
とある人間、
とある集団、
とある議員関係者など、
ブラックな人間の集まりですから。

2008年10月23日

整形

 現在中国ではペットブームのようで、
様々な種類のペットが飼われています。
そんな中やはり人気のペットといえば犬のようですが、
過剰なブームの中問題も出てきています。

 人と違うものを飼いたいからか、
中国ではペットの整形が流行っているというのです。
ニュース映像でも、
まぶたをを二重にする手術をされた犬がいましたが、
その他にも耳をカットしたり、
尻尾をカットしたり、
パンダに似せたりと、
様々な整形手術がされているようです。

 ペットの整形手術はアメリカでも行われているようで、
動物愛護を声高に唱える割には、
相変わらずのアンバランスさです。

 自分で選択して行う人間の整形と違い、
飼い主の悪趣味のせいで切り刻まれるペットは、
災難としか言いようがありません。
人知れず処分されるペットや、
人間のおもちゃにされるペット、
個人的には餌だけを与えられる外飼いの猫なども、
ある意味被害者に思えます。

 ペットはあくまでペットですので、
あまりにも過剰な人間扱いには疑問ですが、
やはり飼うからにはペットなりの幸せを考えて頂きたいものです。

2008年10月21日

節操

 後1ヶ月もすれば、
冬の風物詩とも言うべき、
インフルエンザの予防接種が始まります。

 我が家では過去一度も受けたことがなく、
患者さんにも必要ありませんと言うのですが、
やはりそこは風物詩ですから、
多くの方がお受けになります。

 また万が一インフルエンザになっても、
くれぐれもタミフルなどは使わないようにと言っていますが、
それでも厚労省キャンペーン商品ですから、
皆さんお使いになります。

 さてかねてより危惧していたタミフル耐性インフルエンザウイルスが、
ここ日本でも流行の兆しを見せています。
昨年鳥取県では、
約30%以上が耐性ウイルスだったとのことです。

 元々抗ウイルス剤は耐性ウイルスを作りやすく、
ここ一番で使用したいなら、
取り扱いは慎重にすべきだったのです。
それを全世界の7割も8割も使えば、
当たり前に耐性ウイルスは増えるんです。

 未知のウイルス流行など、
いざという時のために蓄えるのならまだしも、
バカみたいに節操無く使う日本の薬剤の使い方は、
とても専門家が扱っているとは思えないのは、
私だけではないはずです。

2008年10月20日

 最近は、
子どもの空手の練習で、
土日が殆ど埋まっているため、
長女は休日が退屈そうでした。

 そこでたまにはと、
昨日練習までの午前中に、
近所の公園に行きました。

 子ども3人を連れて公園に行くと、
暫くして近所の小学生らしき10数人が、
大騒ぎしながらやってきました。
この辺りの小学生のようで、
うちの子供は校区外のため全く知りません。

 その子達は、
幼児用のフェンスで囲われた砂場の前で野球を始め、
フェンスにボールをガンガンぶつけています。
どうも少年野球用の軟球のようで、
かなり派手な音がしていました。

 その内ボール投げに飽きたのか、
バットを振り回してチャンバラを始めたのですが、
それがうちの子が遊ぶブランコのすぐ傍で振り回していたので、

「コラ!小さい子に当たったら危ないやろ!」

と私が注意し、
その場では一旦止めたようでした。

 ところが暫くしてまた砂場で野球を始めたのですが、
今度は砂場の中にボールを投げ始めました。
砂場には2歳にならない位の子どもが2人と、
そのお母さんらしき人が居たのですがおかまいなし。

 流石にそのお母さんたちも、

「小さい子がいるから止めてね。」

と優しく諭したのですが、
お構いなしにやっています。
さらに砂場の入り口を足でガンガン蹴り出したので、
そこでうちの家内が、

「こら!壊れる!」

え?俺達のこと?
ってな感じで悪びれずにいる子ども達に、
流石にひど過ぎるかと思い、

「お前らいい加減にせなあかんぞ。
 そのボール当たったらどうするんや。
 それ当たっても痛くないボールか!!
 お前ら小さい子が遊んでるの分からんのか!」

と結構な剣幕で怒鳴ったところ、
いそいそと引き上げる....

小さい子どもさんとお母さん達......。

あれっ??
小学生を叱ったのに、
被害者のお母さん達が怖がって居なくなってしまい、
遠くでこちらを見ながらひそひそと....。

 大人がしっかり子どもを叱らないからとは、
なかなかいかないようです。

2008年10月16日

ディプロマミル

 かなり前の話になりますが、
以前このコラムで学位商法というものを書いたことがあります。

 これは海外の架空の大学の学位を授与することで、
学位を貰った側はそれを利用して商品を売ったり、
或いはそれを売りに自分に箔を付ける商売です。

 そのときも結構な反響がありましたが、
先日又それに関するニュースがありました。

 今度は手で子宮筋腫を治すとか....。
あからさまに怪しい自称整体師。
しかも「私は司法と戦う!」などと、
少々演技にしては行き過ぎたことを言ってました。

 残念ながら、
今でもこの商法は「ディプロマミル」、
と言われ海外でも後を絶ちません。
皆さんは知らないだけで、
雑誌やテレビに出演中の有名な人間も数多く含まれます。

 しかもディプロマミルをしている団体は、
旧皇族を代表者にして,
架空の勲章や功労賞などを作り、
授与式に参加させて記念写真などを撮ります。

これらの共通点は、

・HPに変な賞の授与式の写真がある。
・出版物が多い
・基本的に海外の学位
・世界初や私だけなどの謳い文句
・大袈裟な賞の受賞暦

 などなど見る人が見れば一目で分かるが、
知らない人が見ると如何にも偉い人のような気がするものばかりです。

 下記に参考のHPを掲載しますので、
興味があればご覧下さい。
有名な整体師や気功師、民間療法治療家、美容研究家などなど。
こんなにいるのかというくらい怪しい奴が....。

http://degreemill.exblog.jp/
(ディプロマミルの研究者)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%AB
(ウィキより)
http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/index.html
(学位詐欺に使われる大学一覧)

2008年10月03日

刺激

 最近、
眼科疾患のVCDを中国から取り寄せたのですが、
やっぱり凄いですね。
何が凄いって、
まずは思い切りが凄い。

 子どもであろうが女性であろうが、
関係なくかなりの刺激量です。

 勿論、
病気のことを考えれば、
そんなことは言ってられない気もしますが、
間違いなく日本では無理でしょう。

 子どもに同じように刺そうとすれば、
親が黙っていないでしょうね。
眼の周囲にぐるりと並ぶ鍼の様子は、
中々壮観です。

 うちでは大人にでもそう深くは刺しませんので、
あのマチ針のような刺し方は真似出来そうにありません。
勿論、
指し方云々ではなく、
その前提として正確な診察や診断があってのことなので、
本当の意味での勉強にもなりました。

 やっぱり勉強や情報の獲得は、
常にしておくと刺激になっていいですね。
毎日ただ単に鍼を刺すだけでは、
単純作業になりかねませんので、
こういった刺激を日々の臨床に活かしたいと思います。

2008年09月22日

メール

 土日はメールが大量に送られてきますが、
その殆どが迷惑メールです。
恐らく2〜300通程度の迷惑メールが送られてくるでしょう。

 そんな中、
今朝は3通の長文メールがありました。
その内の2通は千秋鍼灸院の春日井先生からです。
これは、
先日私が出した質問のメールに対するお答えと、
詳しい解説が書かれていました。

 眼科疾患では日本を代表する鍼灸師から、
これだけ丁寧な説明を頂けるのは有り難い限りです。
治療方法自体よりも、
治療間隔や治療の展望などは、
やはり経験がなければどうにもなりません。
そういう意味では、
本当に勉強になります。

 ところでもう一通ですが、
これがかなり??な感じのメールです。
というのも、
名前もイニシャルのみで、
恐らく10人の別の症状のみ書かれたものに対して、
どういう治療をするのか聞きたいというものです。

 病気に苦しむ患者さんからなら、
なるべく詳しくお答えするのですが、
このメールはそうではなく、
「○○の場合にはどう治療するのか」
といった内容で、
1番から10番まで書かれており、
どう考えても初心者か学生ではと思われる内容。

 でも、ところどころ上から目線の文章。
「教えていただきたい。」
なんて書いてあって、
とても快く何か返信しようなどと思えない。

 ここに全文をコピーしようかと思ったほど、
不思議なメールでした。
開業以来、
色々なメールを頂きましたが、
これほどのものは今まで無かったですね。

 もし本人は見ていたら、
くれぐれも開業して日々臨床を積んでいる人間に、
こういったメールはしないように。
かなりの失礼な行為になります。
こういった質問は、
無責任な掲示板等でするべきです。

2008年09月19日

きっかけ

 眼科疾患で通院されている患者さんのうち、
千秋鍼灸院から紹介されてきた患者さんに関しては、
数ヶ月に一度千秋鍼灸院で経過観察をしています。

 この時に簡易ではありますが、
視力や視野、歪みの検査などをして頂いています。
その後眼科で検査されても、
ほぼ同様の結果が出ていますので、
簡易とはいえかなり正確な検査です。

 今年の2月から来院されている方は、
2005年に大学病院で黄斑変性症と診断されてから、
これといった治療法もないまま症状が進み、
昨年末には病状が固定し、
回復の望みはないと診断されました。

 その後、
今年の2月に千秋鍼灸院で受診し、
自宅に一番近い提携先である、
ひより堂に来院されました。

 週に2回治療を続けながら、
千秋鍼灸院にも現在まで合計で4回経過観察に行かれています。
開始時の視力が左0.2 右0.3でした。
それが1ヵ月後には体感的には改善しているものの、
左0.1 右0.2に落ちています。
ただ自覚的には良好であるため、
そのまま治療を続けました。
その戸1ヵ月半ほどで、
左0.3 右0.5と好転してきます。
そして今回の受診では、
左0.6 右0.8と大幅に改善されました。

 最初に視力が落ちたときにはどうしたものかと思いましたが、
全身状態が良くなっていることを考えれば、
一時的な落ち込みだったのでしょう。
そして眼痛や頭痛なども改善され、
体調の好転に伴い、
回復は望めないといわれた視力も、
かなり回復をしています。

 また病気であると言われた側だけでなく、
両側の視力が上がっている事も注目すべきことです。
つまり病気と言えども、
やはり体調悪化の延長線上にあるもので、
局所だけでなく全身状態を良くすることが、
一番の治療であるということです。

 また逆に言えば、
そのまま悪化していれば、
反対側が発症していた可能性も高いということでしょう。

 こうした「治療法がない」、
「回復する望みがない」と言われた患者さんは、
乗り越えられない大きなストレスを抱え、
それがまた全身状態を悪化させて、
更なる病気を生むのです。

 まだ私の治療では、
万人に効果があるわけではないのですが、
少しの希望程度にはなるのではと思います。
その少しだけの希望でも、
全身状態を改善するきっかけになるのです。

2008年09月17日

リスクファクター

 これまで女性の年齢が上がれば、
出産した子どもの先天性の問題が、
比例的に増えることは知られていました。

 ところがここ最近、
男性側の年齢が上がっても、
その傾向があることがデンマークの研究で分かりました。

 デンマークの研究機関では、
1980年から1996年の間に生まれた子供10万人を対象に調査を行い、
10万人のうち830人が成人する前に亡くなっており、
そのほとんどが、
1歳未満の時点で死亡していることが分かったとのことです。

 25歳から30歳の父親の子供に比べ、
45歳以上の父親の子供の夭逝率は倍近い数値を示しているといいます。
また高齢の父親の子供は、
自閉症やてんかん、
統合失調症を患う確立も、
若い父親の子供に比べて明らかに高いことがわかったとのことです。

 当院に治療に来院する女性の中にも、
女性側の年齢を気にする人は多くいらっしゃいます。
これは恐らく卵子の元になる細胞自体が、
産まれたときから徐々に劣化するというイメージを強く持つ為でしょう。

 これに対して男性側は、
精子が常に作り変えられて、
いつまで経っても新鮮なものを生成していると考えていました。
数や運動率、奇形率自体は変化しても、
それはあくまでも体調の問題だと。

 ただ研究者の中には、
女性に関しては若い段階で、
既に細胞の元が確立している女性に比べ、
年老いてから細胞の元から作らなければいけない男性側の方が、
遺伝子的な問題を起こしやすいという見方もあるようです。

 ご夫婦の中には、
女性の治療だけを優先し、
治療に参加しない男性もいらっしゃいますが、
上の内容が本当だとすれば、
男性側の養生が如何に大事かが分かります。

 そういう私も、
最近は男性側の治療が如何に大事かを痛感しております。
やはり女性側の治療だけでは限界があります。
聡明な男性は、
口だけでなく行動で子作りに参加しましょう。

 まずは適度な運動や、
規則正しい生活など、
基本的なことから始めて下さい。

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