最近、個人的に少し腹が立ったことを少し紹介します。
Aさんは、現在難病の治療を当院でしています。
この難病は、鍼灸師でも知っている人は知っているし、知らない人は全く知らないという病気です。
私は以前に治療をしたことがあったことと、提携治療院からの紹介ということで治療することになりました。
この方は元々ご家族で九州に住んでいましたが、病気発症後、単身で大阪の実家で住まわれています。
たまに奥さんと子どもさんが大阪に来られて、その後九州に送って行って暫く滞在し、また単身で大阪に戻るという生活をしています。
そういったこともあり、治療を暫くすると症状が改善し、体調も良くなり体重が増えますが、治療間隔が伸びるとぶり返すといった風になっていました。
家族と離れるストレスも病気には禁物ですし、鍼灸治療は一定の効果を挙げているしで、どうしたものかと考えていましたが、先日患者さんと話し合って、やはりご家族と同居しながら治療が出来るよう、九州の治療所を探そうということになりました。
そこで片っ端から患者さんに電話をして頂いて、取り敢えず病名を知っているかどうか、この病気の治療をしたことがあるかどうか、治療に東洋医学的な考えを用いているかを聞いて頂くことにしました。
実際には、東洋医学でなくても良いのですが、東洋医学も病気のことも知らないということは避け、どちらかに引っ掛かる治療所があるかどうか。
また患者からの質問に対して、ある程度しっかりと答えて貰える人柄かどうか。
この二つを重視しました。
ところが案の定、
「脈診なんて出来るか!」
「素人のくせに何を言っているか」
「東洋医学で治療している治療所より、うちの方が流行っている。」
なんていう治療家がいたようです。
中には好意的に答えてくれるところもあったようですが、あまり自信が無かったりするところほど逆切れだったり、偉そうにする傾向があるようです。
たまたまこれと同じようなことがありました。
この方は、たまたま飛び込みで来られた方で、
「両膝が痛くて曲がらない。
治るようなら靴を脱ぐけど、無理そうなら靴を脱ぐのも痛いのでこのまま帰る。」
と玄関で靴を脱がずに喋りだしました。
診て見ないと分かりませんが、多少の効果なら1回でも出るでしょうと、治療をさせて貰いました。
結果としては、帰りには痛みがましになり、
翌日も治療することになったのですが、
よくよく聞いてみると、この方は今年の1月から痛みが出たとのことです。
そこで知り合いの治療家に頼み、
治療を10ヶ月の間していたようですが、
痛みは強くなるばかりだったようです。
この治療家はカイロプラクティックが専門のようで、
「うちは按摩屋じゃないから揉んだりはしない。」
「自分は講演会や学会に行くと1回で数十万円貰える。」
などと言う話をこの方にしていたようです。
実はこの「按摩屋」という言い方は、
慰安目的であって治療ではないという蔑称だったりします。
つまり治療家が治療の出来ない者を指して、
「ただの按摩屋」
などと言うわけです。
この治療家などは、実際に治療効果が出ていないわけですから、それこそ自分が蔑んでいる「按摩屋」以下です。
それにも拘らず、自分を持ち上げるために他人を下に見るわけです。
そんなこと患者さんには関係ありませんので、一々言う必要もありませんし、それ以前に治してナンボですよね。
こういった治療家は、身内に持ち上げてもらいながら、世には出ないで頂きたいものです。