ぐるぐる
まだまだ寒い日が続きますね。
今日は、先日経験したお話について。
丁度、2月の連休前後に、予定日を過ぎた女性に、早く出せないかと相談されました。
出せないか...
当然お腹の中の赤ちゃんです。
今までにも数人の陣痛のお手伝いをしていましたし、うちの子どもも予定日を過ぎていたので、鍼をして陣痛を促していました。
ただ問題は、彼女は妊娠前からかなり体調が良くない。
本人的には全く自覚が無いけど、治療しても全く脈が出ないし、反応が薄いのです。
今回も2〜3回治療しても、ほんの少し脈の改善が見られる程度で、あまり降りてきている様子がない。
結局、入院しての陣痛促進剤と、バルーンでの処置となったのですが、それでも出てこない。
手術室で多くの産科医が集まって協議の結果、吸引分娩となったようですが、
出てきてビックリ!
首だけでなく、足にも胴体にもへその緒がグルグル巻きだったそうです。
鍼灸治療の場合、逆子治療もそうですが、胎児に危険のある場合には、求める結果が得られないことが普通です。
今回の場合も、吸引分娩で成功したから良いものの、一歩間違えれば危険な事態を招いていましたね。
最初から分かっていれば、帝王切開の適応だったでしょう。
そういえば、最近妊娠中の患者さんが参加した母親教室で、
「こんな機械があったら良いと思うのは?」
という参加者の質問に、
「へその緒がどう巻いているか分かる画像診断装置」
と医師が答えたそうです。
足首に複数回巻きついてる場合、産道で赤ちゃんが止まってしまう可能性があり、非常に危険だそうです。
今回もそういったケースでした。